海。

 

あなたはどんな海を思い浮かべるでしょう?

 

 

 

 

鉄分の多い真っ黒な砂浜や、うっかりすると足を切りそうな磯。

 

渡りの途中の何万という水鳥たちでにぎわうドロドロの干潟。

 

モノレールが走る埋立地の、つくられた渚。

 

あちこちで魚が出たり入ったりしているカジメの森。

 

色とりどりのサンゴ礁。

 

 

 

荒れた海、おだやかな海。

 

澄んだ海、にごった海。

 

あたたかい海、つめたい海。

 

やさしい海、いじわるな海。

 

海にはその地域や季節によっていろいろな姿があります。

 

 

 

どんな海を想像しますか?

  

屋久島の海はサンゴ礁の北のはじのひとつで、棲んでいるのはおもに奄美や沖縄にいるのとおなじ、南の海の生き物たちです。

 

日本のサンゴ礁は北半球の中でももっとも北にあるものですが、本来ならもっと冷たいはずの海に、サンゴに必要なあたたかく透明な水をもたらしているのが”黒潮”です。

 

とおくフィリピン近海から流れ始めた黒潮は、台湾の東をとおり、八重山諸島からは琉球列島の西側を北上し、たいてい屋久島のすぐ南にある吐噶喇(トカラ)列島北部で東に転針して太平洋へ出ます。

 

 

 

黒潮の流れを見ると、ちょうど屋久島にぶつかって向きを変えているように見えのはなぜでしょう?

 そのわけは海底にあって、たくさんの水が移動するにはある程度深い海が必要ですから、屋久島や九州や朝鮮半島がのっている浅い大陸棚にぶつかると、やむなくより深い海へと向きを変えるのです。 

  世界最大とも言われる海流が直接ぶつかるわけですから、なにも起こらないわけがありません。

 

さらに屋久島には二千メートル近い山々がそびえているので、その作用ははかりしれないのです。

 

黒潮にのって運ばれてきたあたたかい湿った空気は、山頂にむかって昇ってゆき、急に冷やされると、たくさんの雨や雪となってふりそそぎます。

 

海流は気象と影響しあってダイナミックな気候を生み出し、屋久島はちょうどあたたかい潮とつめたい潮、南洋の気団と北国の気団がせめぎあう前線になっています。

 

毎年たくさんの魚たちが卵を産みに来たり、有史以前からつづく古い森があったりするのには、ちゃんと理由があるのです。

  

  

気象と海象の交差点にうかぶ屋久島の海は、どちらかというと気むずかしい海になるかもしれません。

 

大波からまもってくれるようなサンゴ礁のラグーンもなく、まんまるな海岸線にそって、潮や風はながい距離を回りこんできます。

なにも知らずに遊ぼうとしたら、すこしこわい思いをするかもしれません。

 

でも、そのダイナミズムそのものが屋久島の海の魅力なのです。

荒々しい海は多様性をもたらします。

 

屋久島の海のことをよく理解して身をゆだねれば、きっと深い野生の息吹を感じることができるでしょう。

  

  

屋久島の海にはたくさんの季節があります。 

 

春先、大量のホンダワラとともに藻雑魚をはこんでくるつめたい潮。

何万匹ものブリを、浜の目と鼻の先まではこんでくる潮。

 

サンマの潮。

シマアジの潮。

クリオネの潮。

アカウミガメの潮。

 

サルパとクシクラゲの潮。

トビウオとロウニンアジの潮。

ナガスクジラとマイルカの潮。

 

夏の到来をつげるバラクーダの潮。

冬が近いことをしらせるサメの潮。

 

屋久島をめぐる潮が、さまざまな生き物たちとともに季節をはこんできます。

 

 

冬から春にかけて優勢な、大陸棚由来のすこしにごった緑色のつめたい潮にかわって、夏の到来とともに黒潮が接岸すると、

海はガラス玉の中にいるみたいにまっ青になり、とおくまで見わたせるようになって、南洋の魚たちではなやぐのです。

  

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